子供の指しゃぶり、気になる親御さんは多いのではないでしょうか。
乳児期は指しゃぶりしている姿に癒されたり、勝手に寝てくれて助かるなんて事もありますよね。
そのうちやめるだろうって思うんですが、これが意外としぶといんです。
子供にとって指しゃぶりは心の安定とも言われるので、やめさせるにしても悩みますよね。
我が家の息子たちも生まれた時から指しゃぶりをしていました。
いつかいつかとやめるタイミング探っていましたが、息子達のベストタイミングは4歳でした。
そんな息子達の4歳で指しゃぶりをやめられた経緯をご紹介できたらと思います。
Contents
指しゃぶりをやめさせようと思ったきっかけ

まず、指しゃぶりをそもそもやめさせないといけないものだと知った時のお話です。
我が家の場合、市の発育健診にて歯科医師から指しゃぶりしているか聞かれた事がきっかけでした。
長期的な指しゃぶりが歯並びや噛み合わせに悪影響を及ぼす可能性があると知ったのです。
思い返せば私自身、小学校1年生まで指しゃぶりをやめられませんでした。
周りの目を気にする年頃になり自然とやめられた経験から、勝手にやめられるものだとも思っていたのです。
しかし、今となっては原因不明ではありますが、私自身、歯並びは悪い方です。
結果的に指しゃぶりの影響があったのではないかと思うのが自然の流れでした。
だからこそ、息子達にも早めにやめさせてあげる努力をしたいと思いました。
指しゃぶりをしてしまう原因を探る

まずは今している指しゃぶりが、早くやめるべきなのか様子見で良いのか探ってみませんか?
年齢によっては自然としなくなる事もあります。
また年齢が上がると本人納得の元でやめられる事もあります。
指しゃぶりはどういう時にしてる?
では、実際に指しゃぶりをどういう時にしているでしょうか。
観察していきましょう!
お子様は上記いずれかにあてはまりましたか?
だいたいが無意識で、指が自然と口元に入ってしまうのではないでしょうか。
指しゃぶりをすることでどんな影響があるのか
指しゃぶりが心の安定のためにしているのであれば様子を見たいところです。
しかし、我が家の場合は前歯に影響が出始めている事実がありやめさせるきっかけとなりました。
指しゃぶりが具体的にどんな影響があるのかを知るために現状の把握に努めましょう。
フッ素塗布で3ヶ月おきに歯医者に通っていた息子達は、明らかな前歯の突出を指摘されました。
歯医者さんによる見解、我が子の場合はこんな感じでした。
- 2歳・・・辞められるなら早い方が良いが、この時期安心のために吸っている事もあるため無理に辞めさせなくてもOK!
- 3歳・・・そろそろ前歯が出てきつつあるため、やめる為の声掛けから始めていきましょう!
我が家の場合は息子2人共こんな感じで声を掛けられておりました。
3歳で前歯に影響が出始めて、いよいよやめさせなければ・・と覚悟を決めました。
まずは、お子様それぞれのやめるタイミングを意識しながら過ごすと良いかもしれません。
指しゃぶりをやめさせたい理由とは?
あなたが指しゃぶりをやめさせたい理由はどこにありますか?
理由が明確になると、具体的にやめる取り組みを進めやすいかもしれません。
・歯並びや前歯の突出が気になる →歯並び資料の写真は具体的にイメージがつきやすい
・不衛生 →バイキンが口の中に運ばれてしまうと病気につながることを伝える
・指が荒れたり吸いだこが気になる →ひどくなると痛みが出てくることを伝える
・心が不安定なのか心配 →コミュニケーションを積極的に行う
我が家は2人共、生まれてすぐに指しゃぶりスタート!
そんな中、フッ素塗布で通院中の歯医者内にて、悪くなった歯並びの映像を見たのです。
この映像が、子供自身がやめたい!となったのが大きかったです。
歯並びが悪くなるとはこういう事なんだと具体的にイメージがついた様です。
子供自身の”やめたい”が根底にあると、指しゃぶり卒業は早いと感じています。
指しゃぶりをやめさせる3つの方法〜我が家の成功例〜

どれだけ本人がやめたいと思っても、癖となるとなかなかやめられないのが指しゃぶり。
そんな息子たちはぴったり4歳でやめることができました。
ではここからはその成功例お伝えします。
①4歳までのカウントダウン
②指しゃぶり防止マニキュア
③たくさん褒める
詳しく見ていきましょう。
①4歳までのカウントダウン

4歳近くなってくると意思疎通が取れやすくコミュニケーションがしっかり取れる年齢でしょう。
親の言ってることも理解でき、日々の生活リズムなども確立しつつあると思います。
そこで活用したのがカレンダーで4歳までのカウントダウン!
4歳になったらそろそろお兄さんへの準備です。
指しゃぶりはお誕生日までにやめられるように、少しずつ減らしていこうと相談しました。
あくまでも命令ではなく相談です。
本人が納得した上でスタートする事が大切です。
4歳になる日に一緒に丸印をつけ、今日は何日だねとカレンダーを日々チェックしていきます。
そうしているうちに、お兄さんになるから4歳になったら指しゃぶりやめるんだ〜と子供自身発信のものに変化していきました。
・終わった日に×印をつけていく
・子供でも分かりやすい10日前くらいからカウントダウン書いていく
・お誕生日当日の日は派手めに装飾
子供は先のことを考えるのが苦手です。
カレンダーという分かりやすいアイテムを活用しながら、直接的に語りかけていきましょう!
②指しゃぶり防止マニキュア

カウントダウンと並行して欠かせないのが物理的にやめる方法。
言葉で伝えてやめれるなら、とっくにやめられていると思います。
そのため、指しゃぶり防止用のマニキュアを活用しましょう。
①つめまもり
②ヌルエール
私が導入してよかったのはこちらの2つ!
紹介していきます。
①つめまもり
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価格:1580円~ |
こちらは日本製の苦味あるマニキュアです。
苦味に関してはおもちゃ誤飲防止に使われる苦味成分配合で安心安全に使用できる商品です。
1回塗れば数日しばらくは苦味が長持ちしていると感じます。(推奨は1日1回)
”つめを強くするおまもり”として継続的に使用できるといいですね。
使用感はツヤっとするので、ピカピカする爪にうっとりするお子様もいらっしゃるかも?!
◎メリット
・落とす時は除光液でなくアルコール除菌シートで手軽に落とせるのが嬉しい
・しかしながら長持ち感もある
◎デメリット
・速乾タイプではあるが子供には乾く時間が長く感じる
乾くのに多少の時間はかかりますが、一度塗るといつまでも苦い印象です。
②ヌルエール
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\マラソン限定P5倍/【楽天1位受賞】【爪噛み 専門家監修】 ヌルエール 指しゃぶり 爪噛み 防止 マニキュア 爪噛み防止 指しゃぶり防止 日本製 速乾 にがみ成分 植物由来成分 4mL 価格:1280円 |
こちらも日本製の苦味があるマニキュアです。
上記つめまもりと同様、おもちゃの誤飲防止用に使われている苦味成分を使用しています。
◎メリット
・30秒〜1分で乾く
・塗った時の独特な重さがない
・苦い!
◎デメリット
・お風呂等で割と簡単に落ちるため定期的に塗る必要がある(推奨1日1回)
ヌルエールはとにかく乾くのが早いので寝る前にサササッと塗ればすぐにお布団へ入れるほど。
速乾性があると、手軽に何度も塗れるのがいいですね。
一度苦味を感じたら塗らせてくれないお子様もいらっしゃると思うのですぐ乾くのは助かります。
そして何より、とにかく苦いです。(3歳以上から推奨されています)
今までいくつか指しゃぶり防止マニキュア使用していますが、個人的にはダントツに苦いです。
あえてのメリットです、我が子には効果抜群でした。
最初につめまもりを購入使用し、すでに効果を感じていました。
しかし、せっかちな私は乾く時間をもっと短くできないかとヌルエールの追加購入に至りました。
苦さを保つ事ができる’つめまもり’を一旦塗り、その後は寝る前の速乾’ヌルエール’を日々追加といった感じで使用しておりました。
そのうちに指しゃぶりの頻度が減っていき、4歳でやめる事ができました。
保育園や幼稚園の先生には事前にお伝えしておく事をおすすめします。
しばらくは癖で指が口に入ったり、給食やお菓子で指を使ってしまった場合などがあるからです。
苦味を感じて飲み物を求める可能性がある事を相談、了承いただいておくと安心ですね。
本人の意志にプラスして、後押しできるアイテムとして使用を検討してみてはいかがでしょうか。
③たくさん褒める

口に入れる頻度が減ってくると、それが当たり前になってしまいがちです。
しかし見てないところで、本人何度も「あっ!」という瞬間と闘っていることでしょう。
今日も1日頑張ったね!と、努力していることをたくさん褒めましょう!


成功体験を繰り返していくと自信にもつながります。
指が口に入ってしまうとついつい口出ししたくなりますが、前向きな声掛けがやめる近道です!
指しゃぶりをやめさせる方法は他にも!

我が家では主に上記3つの方法で指しゃぶりをやめる事ができました。
ただ、お子様それぞれによって合う方法もあると思います。
一例を以下にまとめてみました。
①手に何か持たせる
②指しゃぶりの絵本
③手遊びや指先を使った遊び
④目標は一つにしない
⑤記録やご褒美
⑥積極的なスキンシップ
⑦手袋や絆創膏
色々試して、様子を見ながら進めていくのも良いかもしれません。
①手に何か持たせる
こちらは歯科医師さんから始めにできる簡単な方法としてアドバイスいただきました。
テレビを見ている時など手持ち無沙汰が理由である場合は、手に何か持たせてみましょう。
人形やおもちゃが良いかもしれませんね。
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価格:1680円 |
我が家ではハンドスピナーを両手で使用すると手が塞がるので、家事中など助かりました。
②指しゃぶりの絵本
指しゃぶり卒業を応援してくれる絵本「ゆびたこ」はお読みになったことありますでしょうか。
指しゃぶりをやめられない女の子の指にゆびたこができますが、そのゆびたこが喋ります!
息子たちは表紙にビビりあげ購入には至りませんでしたが、ユーモアがあり「怖い」が良い方向に作用すると感じています。
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価格:1430円 |
実際に口コミも良く、この絵本を通して指しゃぶりをやめられた方多数いらっしゃいます。
主人公の女の子に共感できる部分もあると思います。
ご興味ある方はお子さんと一緒にお楽しみくださいませ!
③手遊びや指先を使った遊び
手遊びや指先を使った遊びを積極的に導入してみてはいかがでしょうか。
トントントントンひげじいさんや、グーチョキパーなど一緒に楽しめると良いですね。
パズルや積み木、折り紙などは指先や脳を鍛えるのにも有効です。
指しゃぶりする時間を減らすという意味ではおすすめです。
④目標は一つにしない
最終的には指しゃぶりをやめる事が目標ではありますが、一気にやめることは難しいです。
最初は「保育園の時間だけ頑張ってみる」「夜寝る前だけOKにしようか」と目標設定しましょう。
少しずつクリアさせ、徐々に指しゃぶりしない時間を延ばし成功体験を重ねていけると良いですね。
⑤記録やご褒美
前述のような目標を一つずつクリアしていく方法の場合、ご褒美シールがおすすめです。
シールを貼っていく喜びや、できた!の記録は本人の自信につながります。
また見えるところに記録しておくことで、家族で共有でき自然と応援体制になれます。
ご褒美があると子供のやる気にもつながります。
ご褒美シールを子供自身に選ばせてあげるのも良いですね。
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価格:440円 |
高価なご褒美である必要はないです。
お誕生日でやめる目標があるのであれば本人の好きなフルーツを用意したり、好きなケーキを選ばせてあげたりするのも良いですね。
⑥積極的なスキンシップ
意識的にスキンシップを増やしてみることで効果が出る場合もあります。
手を繋ぐ、抱っこやおんぶ、絵本を読む等、ほんの少しいつもより積極的に取り入れてみましょう。
寝る時は手を繋いで安心を得てもらうのも一つのスキンシップとして効果があると思います。
歯並びを指摘されている状況なら、寝ている時に指をそっと外す事だけでも意味がある様です。
⑦手袋や絆創膏
苦味のあるマニキュアの他にも物理的な対策として、手袋や絆創膏があります。
選択肢として手袋を検討されている場合は通気性の良いものを選ぶと良いでしょう。
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価格:1980円 |
吸う指が決まっている場合は、お気に入りの絆創膏を巻いてみるのも有効です。
次男は絆創膏に顔の絵を描くと気になって一時的に吸わなくなっていましたよ。
以上、他6つの方法もご紹介しました。
大前提であるのが、年齢が上がる程に本人納得の上でスタートしないと進まないという事です。
子供の気持ちを尊重しながら一緒に頑張ろう精神で進めていくことが大切です。
歯科医師さんのアドバイスでは「来月には指しゃぶりをやめている」ではなく「来月、今より吸う時間が減っていたらひとまずOK」との事でした。
長い目で焦らず、が合言葉です!
指しゃぶりをやめさせる逆効果な方法〜これは避けて!〜

上述の通り、やめたい気持ちは子供発信であること。
そして親はその補助の気持ちで進めることが大切だと感じています。
一方的にやめさせようとすると結果やめられず長引くか、他のクセに移行する事もあります。
最後に、避けてほしい逆効果な方法をご紹介いたします。
①本人のやめたいスイッチが入っていない時×
②怒ったり、否定的な声掛け、強引×
③ワサビやカラシを使う×
逆効果な方法としては、上記の通り本人の気持ちを受け入れず一方的である事です。
3歳以上でやめさせたい場合は、やめないとどうなるか具体的に話した上で意思を確認しましょう。
またワサビやカラシは一見マニキュアと同じ様ですが、目に入ると炎症を起こすなど危険です。
嫌がることは基本的にはしないことです。
まとめ
今回は、4歳で指しゃぶりをやめられた息子達の成功体験をご紹介しました。
しかし日々向き合う必要があり心折れる日もある中、否定的な言葉を掛けてしまった事もあります。
共に闘っている気持ちなので一喜一憂あって当たり前ですよね。
振り返れば良き思い出です。
そして実は長男が絶賛、爪噛み対策中です。
指しゃぶりは4歳でやめられたものの、小学校入ってしばらく後に爪噛みが始まりました。
まさかまたマニキュアを塗る日が来るとは!
リアルタイムで頑張っているところでございます。
この記事を読んでいただいてお子さんに合った指しゃぶり対策が見つかるといいなと思います。
悩んでるご家族の皆さん、共に頑張りましょう!
・テレビを見ながら
・手持ち無沙汰
・緊張状態/安心したい
・歯が生えてくるタイミングでかゆい
・眠い時や寝入りばな